JABODETABEKセレクション〜都営6000系・エコノミー車編〜

こんにちは、4年増結21号車です。

JABODETABEKセレクションの第三段として都営6000系とエコノミー車を特集したいと思います。

なぜか6000系の手持ちの写真は他形式に比べ圧倒的に少ないし、編成番号もよく分からないので、写真と軽い説明のみにします。


中央線において6000系はもっぱらBogor行き急行専用となっているようです。他形式に比べパワーはあるものの、冷房出力が弱いためドアを頻繁に開閉するエコノミーAC運用にはあまり就かないようです。それとも日本からの中古譲渡電車第一号としての先輩格と、限界だったジャカルタの交通輸送を救った影響力を考慮して優等運用に就かせているのかもしれません。
しかし、譲渡からすでに10年。乗った感想としては足回りや車体はまだまだ大丈夫でも冷房装置がすでに限界のようだ。いくらメンテナンスを行っても、日本とは違いほぼ365日毎日フル出力で冷房を動かせば効きが弱くなるのも当然かと思います。


一部車両は編成組み換えにより先頭車改造されました。


そして別々に事故を起こした先頭車同士を復活させた驚異の編成「Djoko Lelono2」。運転手が死亡するまで破壊された車体を見事に復活させました。


運転台との接合部分。激しく破損した運転席部分をそっくり取り替えたようです。しかもこの1番前のドアもしっかり開閉するのです。この技術力の高さには驚きです。


エコノミー車としてもっともスタンダードな車両。これもレッキとした日本製車両。△△系みたいなくくりはあるのだろうか??


オレンジの車体以外にも白い車体の編成もある。


エコノミー車で唯一の6連「Djoko Lelono1(?)」。


ステンレス車体のエコノミー車もある。これも日本製。


そして次世代JABOTABEKを担うはずだった「HOLEC」。日本製ではなくインドネシアINKA社で組み立てられた車両。満を持して登場した車両だったが、故障が多発し現在では数両しか稼働していない。一部はディーゼル改造され地方で活躍している。


故障により工場で朽ち果て気味のHOLECたち。まるで墓場のようだ。

3回のシリーズでお届けしたJABODETABEKセレクションもひとまず終了です。また何か話題があればアップしたいと考えています。

それでは皆様、よいお年を。