台湾遠征3日目〜鉄道で台湾全土を一周する!〜

どうもおひさしぶりな感じの4年の東鉄元会長です。

女子大生と食事会をする、という不慣れな私たちにとってはハードルといっても過言でない大きな一日を越えた翌日。

同じくらい重要な計画、一周旅行が幕を開けました。
今回は、台北から特急列車で東側に進み、大陸に沿って南下した後、
新幹線に乗って帰る経路です。

当初は、逆ルートだったのですがホテルに戻れる時間が極端に遅いというデメリットが前日になって発覚。
敢えなく没になりました。



しかし、当日は一発目から在来線の特急。
もちろん台湾最上級クラスの「太魯閣号」に乗車しました。
これで、北東部の街、花蓮に向かいます。



事前調査では、日本の九州を走る「かもめ」の車両をベースに作ったらしく内装は「かもめ」号のそれに似ています。
振り子式みたいな表示もありましたが、思いのほか揺れはそんなに強くなかったです。

2時間程で、花蓮に到着。しかし乗り換え時間は7分の状態。
これを逃すと日付変わるまでに台北に戻ってこれない。
気動車の自強号という優等列車に乗り換えます。
観光したかったあ…。



参考までに花蓮近郊の海。
花蓮周辺の海岸は砂浜がベージュで、海の色がコパルトブルーという雰囲気でここまで綺麗な海があるのかと感動したほどです。
次台湾に来た時は、必ず寄ります!



花蓮を過ぎると台東まで、海沿いとは言え林や森林が増えてきます。
車両も山岳区間らしく気動車でした。



車内もどんどん人が少なくなってきます。これならどこかに座っても大丈夫そうですね。

実は、台湾の列車は日本で言うところの指定席に関しては、番号が書いてある席に人が来るまでの間、空席であれば座ることが出来るのです。当然指定席に人が来たら譲り、他の席に移動します。

日本では自分が番号の持ってる席以外には絶対に座れないのでこういうことは新鮮でした。




台東手前は川も広く、土地全体も広大な風景に変わっていきました。
昼食もこのあたりの駅で手売りしていた物を確保。




見た感じ、日本の駅みたいに各駅で違う駅弁が売られているというのではなさそう。
弁当の包み紙から広い地域から認知されている、そういう印象を受けました。

中身は、肉が多め、というかほとんど肉飯の肉尽くし。
値段も半端なく安かったです。1個70元なり。



30分程して台東に到着。台湾南東部の南国の街です。


気温はなんと25℃・・・。
日付は、2月18日です。信じられないなんて次元を超えました。
台湾が亜熱帯の国だという事実を魅せられた瞬間です。

乗り継ぎまで時間はあまりなかったため、
駅周辺を歩き回って、集合写真を撮影したのみ。

チャリで海岸まで行きたかった気分ですが、こういう「旅」もアリだと思います。普通の観光では出来ない技ですからね。



台東からは、自強号で高雄まで。
花蓮から乗ってきたのと同じ種類の奴でした。


隣には、巨大な機関車に牽引された2両の客車が。
普通列車はこれが当たり前のようです。

ちなみに、乗ろうとしていた特急は30分遅れて発車(泣
新幹線に遅れないか気がかりを残して出発しました。




台北含めて、台湾での時間経過はマイペースで穏やか。
せかせか動き回るどこかの国の首都とは大違いです。

こんな時にも綺麗な海を私たちの前に見せてくれます。




海を見て3時間後、新左営に到着。
夜なので、ここからは駅以外あまり動けないのですが
とにかく大きくてネオンが魅力的です。

台湾高速鉄道に乗るまで、束の間の休憩。

ここからは一気に北上。
左営〜板橋まで2時間程で到着しました。

え?感想ですか・・・。
東海道新幹線の700系と同じと考えて下さい。
元々それがベースの車両なので。
300kmを体感出来たことが唯一の収穫でしょうか。
少しの横揺れだけで、意外と揺れは少ないです。


台北までは地下鉄で移動。
ホテルに着いたのは、23時前でした。

次回は、いよいよ帰国する日、台湾旅行最終回です。